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活動報告記録

2018年(平成30年)

平成30年12月14日(金)≪沼津の観光スポットを訪ねて≫

1214日(金)爽やかな青空の下 浦和駅807発熱海行きの満員電車に我々19名無事滑り込み、終着駅にて乗り換えて予定通り沼津駅に1051到着。

 小田原あたりまで眺めることができた美しい富士山が残念ながら下車する頃には厚い雲にお隠れ状態となってしまいました。 

 早速沼津駅発の路線バスに全員乗り込み約15分で目的地沼津港に到着するともうお昼時、幾つかのグループに分かれいそいそと食堂街へ走り、お目当ての食堂で新鮮な刺身定食や海鮮丼のランチを味わいました。

 一息ついたところで海産物などのお土産仕入れや冷やかし散策。1330に再集合して本日のハイライト“大型水門びゅうお”見学です。エレベーターで地上30mの展望施設へ到着、期待した雄大な富士山や南アルプスは残念ながら見られませんでしたがなかなかの美景、親切なボランティアの方が水門の成り立ちや構造について詳しい解説があり周辺一帯のポイントなど丁寧に案内してくださいました、感謝!

見学終了後は千本松公園にある若山牧水記念館まで海岸線を散策、このころから雨がパラパラ、当クラブのジンクス(静岡はいつも雨だった!)再現となりました。館内で酒・旅・詩に生きた牧水をたっぷり学び味わい:『幾山河越えさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく』、全員詩人気分と相成りました。暫し休憩後小雨の中をとぼとぼ歩いて港に戻り、最後のお買い物を楽しみました。これで沼津港とはお別れとなり、路線バスに全員乗り込んで予定通り沼津駅着。やや疲労感を抱えて1546発電車に乗り込みさっそく酒盛りや雑談・うたた寝しつつ一日を振り返り、熱海経由で浦和へと無事戻りました。浦和駅解散後愛飲家11名が家庭食堂に入り込み牧水の詩歌や当クラブの発展について熱く語り合いました。 

 なお、会長と深澤さんは途中湯河原駅にて下車したことに対し、会長からやむを得ない事情があったにせよ自己反省し、皆さんに迷惑をかけたことに対し謝罪したいとのこと。(山本記)

平成30年11月21日(水)≪YOKOSUKA軍港めぐり・市街地散策≫

ウオーキングクラブと共催

「ローカル線を旅する会」「ウオーキングクラブ」は、昨年度に引き続き2回目の共催として、クルーズ船による軍港めぐりと海軍カレーの昼食に人気のある「YOKOSUKA軍港めぐり」を1121日(水)に行いました。

参加者は21名。845分浦和駅3番線2両目付近に集合。途中、品川駅で京浜急行に乗り換え、予定通り1046分汐入駅到着。

クルーズ船の乗船は12時。乗船までは時間があるので、ヴェルニー公園で波静かな横須賀港や目と鼻の先にあるアメリカ海軍基地を見渡せば、否が応でも気分は自然と盛り上がる。何よりも好天に恵まれたことが一番の天からの贈り物だ。

クルーズ船はアメリカ海軍第7艦隊の基地がある「横須賀本港」と、海上自衛隊の司令部がある「長浦港」を巡るクルーズコースで、アメリカ海軍や海上自衛隊のさまざまな艦船を間近に見られる日本で唯一のクルージングとして人気がある。

 

12時汐入ターミナルを出発。先ずは前方右側の2隻の潜水艦に釘付け。案内人の明解な生放送の船内ガイドで基地の前に浮かぶ数多くの軍艦が紹介される。通称イージス艦と呼ばれる船が5隻紹介される。イージス艦は解説書によると、米海軍が対艦ミサイルから艦隊を護衛するために開発。高性能レーダーで同時に多数の目標を攻撃できる。米海軍は約70隻、海上自衛隊4隻保有している。クルーズ船は前方左岸に広がる海上自衛隊司令部の施設や、その前に立ちはだかる大きな船「護衛艦いずも」(全長248m、最大幅38m、排水量26,000トン、日本一の規模)に目が注がれる。

クルーズ船 ㊦試験艦あすか

 


横須賀は日本の首都を護る重要な基地であり、どんな機能を持ち、どのような施設があるか、案内人にも知らされていないという。日米両国にとっても秘密の基地であり、重要な任務を持っていることだけを知るだけでも今日一日の価値があったと思う。あっという間の45分の旅であったが、感想はいかに!

         海軍カレーセット
         海軍カレーセット

クルーズ船の後は、どぶ板通りにある海軍カレーの店での昼食。横須賀といえば海軍カレーが代名詞になっているほど有名にしているのは、横須賀はカレー発信の地であること。明治期の日本海軍レシピ「海軍割烹術参考書」をもとに当時の味を忠実に再現したものであること。そして、この海軍カレーは横須賀市内でしか提供できないこと。サラダと牛乳をセットにして提供されることなど横須賀ならではしか味わえないのだ。昼食後は「よこすかポートマーケット」でのお買い物。帰途は横須賀中央駅から品川駅経由で、5時前に浦和駅着。15名が参加しての打上げ。いつもの通り、華やかな懇親会が繰り広げられたことでした。

(文筆井上、写真都丸)

平成30年9月7日(金)≪リニア見学センター見学≫

山梨県立リニア見学センター と 猿橋観光

日 時 :  平成3097日(金)  

訪問先:  山梨県立リニア見学センター(山梨県都留市) と 猿橋

工程   浦和(JR)→ 大月(バス)→ リニア見学センター →

          大月 → 猿橋駅 → 猿橋見学 → 猿橋駅 → 浦和  

リニア見学センター 

2027年に東京・名古屋をわずか40分で結ぶ、夢の高速鉄道―リニア新幹線―を間近で感じるために、97日(金)に山梨県立リニア見学センターに行ってまいりました。天気は暑くもなく、まあまあの天気で総勢21人、4つの組になって楽しんできました。 

  見学センターは、時速500キロの世界を見る・学ぶ・体験する、大人から子供まで楽しめる施設です。走行試験の様子を見学したり、超電導リニアやリニア中央新幹線の概要を模型や各種の展示物等によって紹介し、次世代の高速鉄道と言われる超電導リニアについて理解を高めることができます。

  インバウンド高まるこの頃ですので外国の方や、小学校の生徒さんも多く来られ、施設は賑わっています。

 館に入るとすぐにリニア新幹線の実物大の車両の一部が展示されており、まずは、皆ここでどんな車内なのか興味津々で見て回りましたが、思ったほど座席も広くなく、豪勢でもない。むしろ今の新幹線より狭いと感じます。最も高速で走る(浮いて飛ぶ)ので効率を考えると大きくはできないのでしょう。

 

 やはり目玉は、実際にリニア新幹線が眼の前で通り過ぎる瞬間を体験することです。皆さん眺めがいいという2階に行きガラス・ウィンドウの前で場所を確保し、シャッターチャンスを逃さないように準備していました。窓の上部にある状況を示すTVモニタには、約43Kmの実験線と走っている列車位置が漫画チックに書いてあります。線路中央には見学センターの位置のマークが表示しています。

TVモニタ上で始発点から列車のマークがこちらに動きだしました。まだまだと思いますが、センターまではわずか3分強で通過してしまいます。

 

 1分くらい前になるとアナウンスがあり、列車のマークがセンターのマークまで近づいてきます。皆、カメラを構えて固唾をのんでじっと待ちます。すると風圧が耳に感じるや否や轟音とともゴーッと右から左(左から右)に一瞬に駆け抜けていきます。2、3秒位ですかね。あれあれうまく撮れたかな? いやだめだ。カメラでは誰もきれいに写せません。ビデオで写してみよう。こんな具合で数回トライしましたが、うまく写せたり、また失敗しても皆満足顔でした。

昼食は、歩いて10分程のところにある、道の駅「つる」のレストランでいただきました。

猿橋

大月へバスで戻り、JRで次の駅の猿橋駅で降り、歩いて大月市郷土資料館に向かいました。そこで、サービス満点の館長から猿橋の建造の歴史の説明を受けて、館長の追加サービスの道案内で、「猿橋」まで桂川沿いに10分程度歩き到着。 

 

 猿橋は広重の「甲陽猿橋之図」や十返舎一九の「諸国道中金之草鞋」などにも見ることができる橋で、「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ「甲斐の猿橋」は、日本三奇橋のひとつです。


猿橋の歴史は古い。500600年頃の故事にその記載があり1676年の記録には今の形式でかかっていたようだ。諸説あるが名前の由来は猿が藤蔓に伝って身体を重ねて橋を作っているのを観たことによるそうだ。 

 

猿橋は大月付近で桂川を渡る甲州街道に架けられた橋であり、短い橋で済むようにと桂川で一番狭い峡谷に作られている。峡谷なので途中の支柱を作れず長い木造の橋は折れてしまう。そのため束ね重ねた巨木を峡谷の両側に穴を堀り、差し込んでそれぞれ川の中央に迫りだすようにして、それらを支えに橋を乗せる構法である。

 

 長い説明はこれまでとして、皆、猿橋の支える木を下から観察したり、橋の上から峡谷を覗いたり、また、隣接する水力発電所の水路など観て、写真を撮ったりして楽しんでいました。 

 

当然、近くのお土産屋さんでの買い物もその一つです。


今日は、眼の前を一瞬にして通り抜けるリニア新幹線を目で追うため、首を素早く左右に動かし、そして猿橋の構造を見るために見上げたり、また、橋の上から峡谷を見下ろしたりして、首を上下に動かし、これら首の運動と帰りの電車内での口の運動と相まって体力的にも精神的にも健康的な1日でした。

 

P.S.

筆者により道を間違え、余計に皆さんを歩かせてしまった事、お詫びいたします。

 

                                      都丸記

平成30年6月18日(月)≪身近な東武東上線 和紙のふるさと小川町≫

  発生した台風は温帯低気圧に変わったものの、朝から曇り空。昼まで持ってくれることを祈りながら、曇り空の下元気に20名の会員が小川町駅を歩きだしました。

  八幡神社・穴八幡古墳まで坂道を上り30分。 穴八幡古墳は古墳時代末期のもので、横穴式石室が残っています。

  坂道を下り広い通りに出て10分程歩くと、青雲酒造に着きました。事前に見学の予約をしてありましたので、酒造内を歩き説明して下さいました。その後試飲をさせて下さり、夫々に購入していました。

 昼食は、2つのグループに分かれました。昼食後は、小川町和紙体験学習センターで紙すき体験をしました。紙すきの歴史を聞くグループと、紙すき体験をするグループに分かれ交代しました。この建物を継続していく事が経済的に大変であることを伺い、日本の文化の継承の難しさを知らされました。記念写真を撮り、帰路へ。 

南浦和の王府井で反省会をしました。有意義な1日でした。


平成30年4月6日(金)≪春の行田 足袋と桜とB級グルメ≫

数日前までの曇り時々雨の予報は、参加メンバーの勢いが勝り、絶好の旅日和でスタートしました。熊谷駅では、SLパレオエクスプレスの出迎えを受け「撮り鉄」に変身!

乗車電車の勘違いもすぐ修正し、車窓からの「葉桜」を眺め行田市駅へ到着。ボランティアガイドの五十幡さんと合流し、蔵めぐりコース始まりです。

蔵もいろいろ・・・足袋の蔵、足袋原料の蔵、レンガ造の足袋蔵の文庫蔵、半蔵造りの店蔵等々、足袋産業で繁栄していたことを象徴する多種多様な足袋蔵の散策でした。

ついでにテレビドラマ「陸王・こはぜ屋」の社屋や、ドラマ特別展示を観て、およそ1時間30分の「足袋蔵と行田市の近代化遺産」~蔵めぐり・まちあるき~でした。 

これまたタイミング良く、散策途中でB級グルメ“行田のフライ女性大使”のルポに遭遇、予約先の行田のフライ「かねつき堂」へ到着。それぞれの舌とお腹の感覚でB級グルメの味を堪能しました。

腹八分目で、午後の散策、忍城址コースのスタートです。

 映画「のぼうの城」の舞台となった忍城、沼地と河川を巧みに利用して築かれ、石田三成の水攻めにも耐え「浮城」、「水城」とも呼ばれていたこと・・・等々。

満開の桜と忍城御三階櫓をバックにした記念写真の予定でしたが、ご覧の通りのスナップ写真となりました。

忍城をあとに水城公園へ。迎えてくれた満開の3本の遅咲き桜の下でしばしの休憩。

最終コースは20分。軽やかな足取りと、軽やかな談笑で行田市駅へ。

お世話になったボランティアガイドの五十幡さんにお礼を述べて、行田をあと

に。

全行程およそ13,000歩の行田の旅(足袋)・・・お疲れ様でした。

担当2組 小瀧勤治 

平成30年3月11日(日)≪真岡鐡道と益子焼窯元見学の旅≫

今年最初の「ローカル線を旅する会」の旅は、「青春18きっぷ」を用いた「真岡鐡道SL・益子焼窯元見学」の旅の筈であったが、311日の1か月前SL整理券を買う段階で、311日は車両点検のため臨時運行中止を告げられた。311日は東北大震災が発生した日でもある。中止する方向に傾きかけたが、定例のローカル線の旅が4月、6月と続くことを考慮し、また、SL抜きでも日程を変更することのデメリットを重視し、311日(日)に決行した。会員26名中24名の参加申込があったが、直前2名のキャンセルがあり、22名が春の旅に出た。行程は浦和駅819⇒小山駅で水戸線に乗り換え下館駅954着。JR下館駅で下館駅→益子駅間の回数券を購入。少しでも安く旅をしたいという思いからである。

真岡鐡道は下館駅から茂木駅間を41.9Kmで結ぶ第3セクターで、17駅のうち有人駅は3駅のローカル線。土・日はSLが運行し、わずかに賑わいを見せる。先ずは益子駅で下車。益子といえば益子焼が有名。益子焼は鉢、水がめ、 土瓶など日用品の産地として発展。 現在、窯元は約250、陶器店は50あまりある 。峠の釜めしの釜は益子焼である。益子駅からのんびり歩いて20分、益子焼窯元共販センターに到着。全長10mほどの大狸が出迎えてくれる。先ずは大狸の前で記念写真をパチリ。

敷地内には6つの売店があり、手頃なものから有名作家名の作品まで購入することができる。また陶芸教室などもあり、手軽に作陶や絵付けの体験ができる。1420分益子駅集合として自由解散。思い思いに益子を散策。次の目的は真岡駅「SLキューロク館」。

 真岡駅はSLの形をした駅舎とSLを展示しているSLキューロク館があり、鉄道ファンに人気の駅である。真岡駅に1449分着。7年前のこの日、1446分東北大震災が発生した。若干時間がずれ込んだが、真岡駅前で1分間黙とうを捧げてSLキューロク館に急ぐ。ここでは土・日に3回、蒸気機関車がSLキューロク館から出て屋外を走行する場面を見ることができる。間近に蒸気機関車が走行するのが見られるのはここしかない。SLキューロク館をバックに記念写真。蒸気機関車がSLキューロク館に入った後は、館内を自由に見て回り、蒸気機関車の中にも入ることができた。何はともあれ、SL乗車は叶わなかったが、間近でSLに接することができ、ローカル線の会としては、一応の目的が達成できたことは幸いであった。

2017年(平成29年)

平成29年12月18日(月)≪城ヶ島・三崎港の旅≫

城ヶ島展望台
城ヶ島展望台

「ローカル線を旅する会」の旅の締めくくりは、北原白秋の『城ヶ島の雨』で知られる城ヶ島とマグロの基地として知られる三崎港の旅。1218日(月)の朝は今年一番の寒さでした。空は快晴、昨日吹きつけていた風はおさまり、この時期としては絶好のハイキング日和に先ずは感謝を捧げる。

参加者は14名。浦和駅87分満員電車に揺られて品川駅で一端下車。京浜急行「みさきまぐろきっぷ」を購入(3500円)。「みさきまぐろきっぷ」は、①品川~三崎口往復乗車券+京急バスフリーパス、②まぐろまんぷく券(1500円~2000円)、③お土産券(600円相当)の3点セット。便利でお得なセット。

馬の背洞門
馬の背洞門

品川駅97分発乗車、終点三崎口駅からは城ヶ島行きバスで約30分。白秋碑前下車。城ヶ島は近場にもかかわらず初めてという人も多い。今日の行程は城ヶ島の西と東をつなぐ水仙ロード。小径の両側には白色の水仙が花を咲かせ、水仙の香りが漂う中、3カ所の展望台からの眺めに満悦。城ヶ島一番の観光スポット「馬の背洞門」では5人の健脚者が海岸の洞門前まで下りての見物。残りの人は上からの見物。伊豆大島が大きく海面に姿を浮かべ、房総半島を遠くに見ながらの絶景をバックに記念撮影。城ヶ島の最後は城ヶ島灯台からの眺め。海また海。目の前に広がる岩肌。それを洗うように打ち寄せる波しぶき。これぞ白秋も称えた光景ではなかろか。

目の前の三崎港までは渡船5分で接続。下見の時は300円で乗船できたが、500円の船に代わっていたのには驚いた。誰もが高すぎるという不満気な気持ちを察し、急遽京急バスフリーパスを利用し対岸の三崎港(写真右上)まで大きく迂回。時計は午後1時を指していた。予め配布したマグロ料理店のパンフで品定めをしていたのであろう、迷わず選んだ店でのマグロ尽くしの昼食(写真右下)に満足。

  「みさきまぐろきっぷ」のもう一つの特典であるお土産券の品物との交換を産直センター「うらりさかな館」で済ませ、まぐろがずらりと並んだ店先をかいくぐってのお買い物。帰途は往路の逆コース。三崎口駅からはボックス席に乗り込み、会話に、飲酒に盛り上がり、今年最後の締めくくりは、浦和駅前での打ち上げ。ここでも大いに盛り上がり、行く年に別れを惜しんだ。 

  今回の「城ヶ島・三崎港」の旅は、2年前からの企画であり、時期をいつにするかで見送ってきた経緯がある。年の瀬のこの時期にもかからわず14名の参加者が、京急の特割きっぷを利用した旅に微笑みを感じたことでありましょう。


平成29年11月20日(月)≪「江の電」で行く 江ノ島・鎌倉≫

今年第4回目の「ローカル線を旅する会」の旅は、「江ノ電で行く江ノ島・鎌倉」です。

集合場所は「浦和駅3番ホーム(上野東京ライン)前方2号車辺り」に845 本日の参加者が全員集合。通勤時間は過ぎていてもまだちょっと混み合っている電車に乗車。東京駅に着く頃には全員がボックス席に座る事ができ1時間10分ほどで大船駅に到着しました。

ここで、湘南モノレールに乗り換えます。初めて乗ったこのモノレールは懸垂式で二階建家屋の屋根を下に見るいつも乗る電車とはちょっと違った視点の乗り物です。15分ほどの乗車で11時前に江ノ島駅に到着し、長さ389ⅿの江ノ島大橋(弁天橋)を渡って江ノ島に向かいます。 

島に渡る橋の手前と島に入って江ノ島神社の鳥居前で集合写真を撮影。

 ここで2時間の自由時間として一旦解散し、各人島で訪ねてみたい場所を目指しほぼ3グループに分かれました。中学生の時訪ねて以来50数年振りの江ノ島は様変わりしていて、昭和30年代の江ノ島はエスカーのような乗り物はなく、展望台も当時「江ノ島平和塔」と称した木造3階建て位の質素な建造物でした。

江ノ島観光も限られた時間でしたので、洞窟を訪ねるグループ、商店街を散策するグループに分かれ、それぞれ思い思いに江ノ島を堪能しました。展望台コースを撰んだグループは昼食時間が足りず13時の集合を30分延期する事態となりました。旅の楽しみの一つは昼食です。江ノ島名物のしらす丼を撰んだ人、海の見えるイタリアンレストランで美味しいパスタとワイン&ビールを楽しんだ人、話も途切れることなく楽しい一時をすごすことができました。

1330 これから今日のメイン「江ノ電の旅」の始まりです。「江ノ電」は鎌倉駅から藤沢駅までの間を走る単線のローカル電車で地方都市を走る路面電車の趣があり、最近は海外からの旅行客、各国から観光客で周りは外国の言葉が飛び交っています。車両両側の窓から民家の軒先すれすれに走る区間や、湘南の海が窓一杯に広がる地区などを走行する魅力に富んだ電車と言えます。

江ノ島駅で乗り降り自由のフリーキップ「のりおりくん(600円)」を買って、まず1駅乗った「腰越」で下車し、あの源義経由来の寺満福寺を訪ねました。この寺は、源頼朝が幕府を開いた鎌倉時代 源氏の軍を率いた源義経が平家を滅ぼし、朝廷から頼朝に無断で官位を授けられた事で頼朝の怒りを買い、その怒りを解くため鎌倉に入ろうとしたが許されず腰越の満福寺で足止めされたため、「腰越状」と言われる書状を書き頼朝の元に送ったといわれています。その満福寺を見た後、また江ノ電に乗車し5つ目の駅「長谷」で下車しました。ここは「長谷観音」で有名な「長谷寺」と「鎌倉の大仏」が見られます。

駅前で解散、1530集合の自由散策とし、各自それぞれの目的地に向かいました。散策を終わって全員が駅に集合、最後の江ノ電に乗り鎌倉駅に到着16時、予定通りの進行で鎌倉発1608の横須賀線に乗りました、ボックス席を確保して約90分の湘南新宿ライン電車の旅をアルコールで癒しながら浦和駅到着1734、有志12人ほどが駅前の慰労会で疲れたおみ足にご褒美を上げてお開きとなりました。参加者の皆様 お疲れさまでした。

(渕本)

平成29年9月4日(月)≪涼しさを求めて軽井沢の散策とお買い物≫

  本年度3回目(共催を含めると4回目)のローカル線の旅を94日(月)に行いました。 

旅のタイトルにもありますように、本来は涼しさを求めての旅でしたが、いささか場違いの感はありますが、この企画は3カ月以上も前に立てたものであり、やむを得ないことではありますが、初秋を感じる旅となりました。今夏は真夏の太陽がぎらぎらと輝き、肌を刺すような日は数えるほどしかなく、梅雨に逆戻りしたような日々が続き、過ごすにはいい夏であったといえば叱られましょうが、異常気候がもたらした結果であり、致し方のないことであります。 

「青春18きっぷ」を用いた旅ですので、51組で出入します。東浦和駅からの5名、浦和駅から乗車13名の18名が浦和駅で合流。742分浦和駅出発。高崎駅で信越本線に乗り換え958分横川駅に到着。横川からはバスで移動。思えば、若かりし頃、軽井沢までの1区間、蒸気機関車2両で牽引し、碓氷峠を越えた思い出がよぎり、思わず胸に込み上げてくるのを感じてきました。峠を越えると視界が急に開けて、浅間山のすそ野が目に映る。軽井沢駅で身を軽くして出発。最初に訪れたのは雲場池。栞には次のように紹介されている。 

御膳水からの清冽な水を源とする。六本辻近くにある静かな池。水面に映る木々、のどかにたたずむカルガモ、そして軽井沢の気候が織成す情緒豊かな景色、120分ほどの、のんびり散策するのにもってこいの場所です。以下略。 

 池の前で記念写真パチリ。 

 

どのように歩いたのか、覚えていない。話に夢中で歩いている人、別荘地を自分の庭のような目で見ている人、何か思案に追い立てられ、頭の中は空白、足が勝手に動いているだけの人(私)。しばらく歩いた後、見覚えのある処に着いた。 

旧軽井沢銀座だ。狭い路地は歩行者で満ち溢れている。30分のフリータイム。

 

もう2時間以上も歩き続けているというのに、この旧軽銀座を歩き回る気力は充実している。旅のタイトルにもあるように「軽井沢の散策とお買い物」を求めて探し回る。お腹も空いてきた。さらに歩いて30分、やっと目的のお店に到着(イタリアンレストラン)。店先には行列ができている。これを察知して、半数の人たちが近くの蕎麦屋に入ることになった。 

 集合時間を315分軽井沢駅2階待合室。奇しくも2つのグループに分かれての昼食。蕎麦屋に入った組は駅前の喫茶店で1時間。普段は話に載らないような話ができるのも旅のなせるわざ。旅が凝縮した1場面でもありました。 

 帰路は往路の裏返し。640分浦和駅到着。

  

 青春の旅も重ねて3年。風雨にもめげず、愚痴もこぼさず、ひたすら鉄道の旅を心に刻みながら旅を楽しんだ。過去が走馬灯のように通り去った(井上)

平成29年7月20日(木)≪東京湾視察によるクルージング≫

          ウォーキングクラブと共催しました

「ローカル線を旅する会」と「ウォーキング部」共催による視察船「新東京丸」による東京湾クルージングが720日(木)行われました。

梅雨が明けたばかりの暑い日でしたが、今日の日を楽しみにしていた29名の参加者が、1055分浦和駅1番線の最後尾に集合。京浜東北線に揺られて約50分、浜松町駅下車。先ずは徒歩数分余りの旧芝離宮恩賜庭園の木陰で腹ごしらえ。しばし休息した後、1250分目的地竹芝小型船ターミナルへ。待合室に案内され、待つこと20分。その間、これから乗船する新東京丸の前で記念撮影。1315分乗船。中に入るなり感じたことは、まるで会議室に入ったような雰囲気に圧倒された。まん中に細長く伸びた丸いテーブルが置かれ、両サイドには小テーブルと椅子が一列に前方に向って配置されている。乗客は私ども29名の他は10名ほどである。広いスペースで乗り心地は最高。

 さて、この新東京丸って何だろうという疑問が涌く。東京都港湾局が作成したパンフによると、都が進めている東京湾の役割(多くの人が親しめる憩いの場、交流の場、新しい都市造りの場として、ふ頭の再開発や広大な埋立地の開発)を知っていただくために運行しているという。利用人数は2060名。

コースは赤い線で示したとおりで、日の出ふ頭、芝浦ふ頭を過ぎ、目の中に飛び込んできたのはレインボーブリッジ。いつも遠くから眺めるだけだが、今日は橋の全景を下からの眺めだ。余韻が残る間にも品川ふ頭、大井コンテナふ頭が次々と姿を見せ、数万トンクラスのコンテナ船が横付けされている。やがて羽田空港が近づき、空港を発着する飛行機が空を舞っている。ガイドの流暢な説明にうっとり。目は促されるままに右、左。船は左に旋回し、左に埋立地を観ながら、また左に旋回。東京ゲートブリッジの下を通り抜け、臨海副都心を間近に見ながら、遠くにスカイツリーと東京タワーの両タワーを視界に捉える。遠くに東京デズニーランドの姿を見ながら再びレインボーブリッジの下をくぐり抜け、1時間20分ほどのクルージングが終了した。乗り終えた瞬間、皆さんは何を感じただろう。今日の目的は視察船の旅だということです。東京湾は京葉工業地帯の最前線として日本の工業を鼓舞してきた場所でもあり、日本の高度成長をもたらした原点でもある。どんどん進化しつつある東京港、東京湾の一片を視察できたことは大変有意義なことでありました。

また、浦和に戻ってからの打上げ懇親会の盛り上がりは申し上げるまでもなく尋常ではありませんでした。(井上)

平成29年5月20日(土) ≪新緑の小湊鉄道トロッコ列車の旅≫

「ローカル線を旅する会」の第2回の旅は“新緑の小湊鉄道トロッコ列車の旅”で、520日(土)に行いました。参加者は20名。

 小湊鉄道は千葉県のほぼ中央を走る民営鉄道でJR五井駅から上総中野駅まで、トロッコ列車は途中の上総牛久駅から養老渓谷駅間を運行している列車で、とても首都圏を走る列車という感覚は全くなくローカル線そのもの。小湊鉄道で最も賑わうのは一面菜の花で埋め尽くされる34月、紅葉の11月だが、晩春から初夏にかけての新緑の中をトロッコ列車に揺られてのんびり景観を楽しめるのもまた、趣を異にする味わい深いものがあります。

 小湊鉄道沿線の中で最大の観光スポットは養老渓谷。今回は新緑に包まれた養老渓谷を散策しようという試み。ハイキングコースとしては滝めぐりコース、バンガロー村・弘文洞跡コース、大福山・梅ヶ瀬コース設定されているが、今回は「バンガロー村・弘文洞跡コース 約7.4㎞・約2時間」を散策。アップダウンもあり、さながらウオーキングクラブの雰囲気。最後の登坂は急勾配で喘ぎながらの行程も終わってみれば楽しい思い出。帰りの電車の中でのビールを片手に会話も弾み、これこそが「ローカル線を旅する会」の真骨頂。「ああ!楽しかった」それだけでいい。今日1日に感謝、感謝、感謝。 

 次回は94日(月)、日本代表する避暑地「軽井沢」。どんな旅になるか待ち遠しい限りです。

平成29年3月6日(月) ≪伊東線・小室山の旅≫

36日(月)雨模様の空が気にかかる中 807熱海駅直通電車で出発。久しぶりに通勤ラッシュを体験、東京駅を過ぎて皆が座れたようだ。小田原を過ぎた頃とうとう雨が降り出した。熱海駅で遅れてきた二人と合流、本日の参加者は21人である。

小室山中腹にて
小室山中腹にて

予定通り川奈駅到着(1115)、タクシーに分乗して小室山へ向かう。小室山(海抜321m)は、パンフレットによれば、つつじ公園など手ごろなウオーキングコースがあって四季楽しめ、リフトで登れば「北に富士,東には白帆の浮かぶ相模湾、360度の大パノラマ景色は伊豆随一」とある。しかし、無常にも小雨にリフトは動いておらず、やむなく小室山の中腹まで歩き、集合写真をパチリ。小室山での観光を早々に切り上げ、予定を変え、1218分発の定期バスで伊東駅へ向かうことになった。バスを待つ間に小室山をバックに集合写真撮影

伊東駅から道の駅「伊東マリンタウン」へ往復雨中を歩く。(徒歩片道約15分)マリンタウンは、雨を避けた観光客などで賑わっていた。休憩所で各自持参の食事や買い物をしたが、早く切り上げて浦和で打ち上げでもしたほうが…ということになり伊東駅251発に乗る。熱海始発電車(宇都宮行)のボックス席などでくつろぐことができた。予定より2時間ほど早く浦和駅に到着。  

小室山をバックに全員集合
小室山をバックに全員集合

 それにしても「ローカル線を旅する会」の旅は、東方(東海道方面)が鬼門のようである。前年,前々年の「三保の松原」「大井川鐵道の旅」に続いてまた雨であった。「小室山」は「大室山」の仕切り直しの再挑戦であったが残念な結果に終わった。しかし、事故もなく全員が楽しく、また親交を深める機会となったことは間違いないと思われる。次回は千葉方面だとか、待ち遠しく、また参加したい「ローカル線を旅する会」である。 

                  (深澤記)

(第9回)平成28年10月29日(土) ≪わたらせ渓谷鐡道トロッコ列車の旅≫

旅の良し悪しは天候次第。今日は絶好の日和に恵まれ、今年最後のローカル線の旅も上々だ。今回の旅は、ローカル線の中でもベスト5に入る人気の「わたらせ渓谷鐡道トロッコ列車」の旅だ。参加者数も過去最高の27名。わたらせ渓谷鐡道に乗るまでは浦和駅→久喜駅→(東武鉄道館林駅で特急りょうもう号に乗り換え)→相老駅の経路を経て、相老駅でわたらせ渓谷鐡道に接続。いよいよトロッコ列車への乗車だ。トロッコ列車「わっしー号」は938分相老駅を出発。

トロッコ列車にはもちろん窓ガラスはなく、風がスース―通り抜ける。車窓からの眺めは遮るものはなく肌に触れる感覚だ。渡良瀬川渓谷の絶景と遠くの山並みの稜線のコントラストは実にすばらしい。ところどころの絶景ポイントでは列車は減速し、車掌の説明が入る。イベント列車ならではのサービスだ。わたらせ渓谷鐡道の最大の呼び物といえばトロッコ列車で眺める紅葉なのだが、残念ながら紅葉が始まったばかりで、赤く染まった渓谷はみることはできない。それでも通洞駅付近は幾分紅葉の気配を感じ取ることができた。

われわれの旅はスケジュールの都合上、通洞駅で下車。6分後には帰りの列車で引き返した。列車内はサロンカーに変身。食事をする人、お酒に目を潤ませる人、話に花を咲かせている人、時を忘れるほど賑わう光景はこの旅の楽しみでもあるのだ。あっという間に大間々駅に到着。目的は関東の耶馬溪といわれる高津戸峡の散策。高津戸峡は駅から15分ほどの距離にあり、はねたき橋からの眺めは絶景だ。はねはき橋から高津戸橋まで500ⅿ散策道が渡良瀬側に沿って、渓谷美が堪能できるように整備されている。なかなかの景色だが短いのが難点。今年最後を締めくくるには格好の企画であったと自負しています。機会があればもっと紅葉が進んだ11月中頃か、桜の咲くシーズンにやってこうようと心の中でつぶやいた。 

(第8回)平成28年9月5日(月)~6日(火)≪大糸線 白馬温泉一泊の旅≫

 95日(月)・6日(火)「青春18きっぷ」を利用した1泊の旅を行いました。参加者は10名。45日前から台風12号の進路が予報され、96日はすっぽり台風圏内に入る予報でしたが、12号台風は自転車並みのスピードであったため、幸い台風到達前に旅行が終了できたことはラッキーでした。5日は快晴。予定通り730分出発。高尾、小淵沢駅で乗り継ぎ、1252分松本駅着。1日目の旅のハイライト「国宝松本城」を見物。黒と白のコントラストの美しさに先ずは堪能。158分松本駅を出発。程なく進行左側には北アルプスの山並みが延々と続き、信濃大町駅を過ぎると、左側には仁科三湖の湖面が映し出され見飽きることはない。大糸線が鉄道ファンには人気の路線なのだ。1717分白馬駅に到着。ホテル白馬チェックイン後、懇親会前に先ずは入浴。1日の疲れを癒し、1840分バイキングスタイルの夕食。懇親会では専ら明日の山の天気の話題。 

  6日、5時過ぎに窓越しに北アルプスの山並みが、朝靄の中にも山容がきれいな曲線を描き幻想的な光景を見せている。ホテルの従業員も山の天気は晴と太鼓判。740分ホテルをチェックアウトし、送迎車でゴンゴラの八方駅へ。ここからはゴンドラリフト「アダム」で兎平へ。更にアルペンクワッドリフトで黒菱平へ。この区間は雲海の中。この先が思いやられ、心も晴から曇へ。最後はグラートクワッドリフトで八方池山荘へ。リフトが高くなるにつれてアルプスの峯が目の前に。トイレ休憩の後、本日のハイライトである八方尾根自然研究路のウオーキング。目標地点八方ケルン(2035m)までは90分余り、高低差200m。途中から登山コースと木道コースに分かれるようになっていたが、我々一向は登山コースを選んだ。

  登山道は石ころがごろごろしていて足が絡まり思うように歩を進めない。周りの絶景を観る余裕など全くない。足元ばかりに気が回って情けない。結局目標地点の八方ケルンまで到達できたのは5名。それにしても尾根続きの美しい稜線や八方尾根の対岸の高い山並み、そして下界の白馬の街並み。山でしか味わうことのできない瞬時に変わる気象。この景色を見るために7時間もかけて来たのだ。それを思うと胸が熱くなった。皆から来てよかったという言葉が一番嬉しい。名残惜しみながら八方尾根とも別れ、途中、兎平テラスで20分余り、それぞれ好みのドリンクを片手に話に花が咲く。山で味わった一杯のアルコールの味も忘れられない。皆の笑顔がまばゆく輝いていた。                    (井上記)    

(第7回)平成28年6月4日(土)≪秩父鉄道SL・長瀞舟下りの旅≫

本来は、7月「青春18きっぷ」を利用した旅を行うところ、暑い夏を避けての企画となった。20名の参加者は、どの顔も晴れ晴れとしていた。というのは、約1年前の「小海線・清里高原の旅」以来の、朝からの好天に恵まれたからだ。雨続きの旅が続いたが、4月の「山梨市・桃源郷」の旅から天が味方してくれるようになったのだ。

 さて、今回の旅は、クラブの目標であるイベント列車へ乗車を実現すべく、秩父鉄道SL“パレオエクスプレス”に乗車すること。

もう一つのイベントは名物長瀞のライン下りである。1010分熊谷駅を、昔懐かしい汽笛を発して煙をはき、ゆっくりと田園の中をSLは行く。列車の中はサロンに早変わり。ビールの美味しいことこの上なし。寄居駅では数分の停車、列車から降りて蒸気機関車を間近に眺める。人だかりの中を掻き分けてシャッターを切る。1126分に長瀞駅到着。すぐSL機関車の前に整列して記念写真をパチリ。

踏切の前に立って、SLが立ち去るのを見届け、マイクロバスで親鼻橋の舟下り出発点へ直行。長瀞の舟下りは、Aコースは親鼻橋~岩畳、Bコースは岩畳~高砂橋、CコースはA・B連続コースの3コース。我々の乗船したAコースは急流コースで30分の舟下り。舟が岸を離れて間もなく、F氏が秩父音頭を歌いだした。これには皆もびっくり。物静かな方だけに深く印象に残った。入り組んだ岩場の中を水しぶきあげながら大きく揺れる度に“キャッ”という驚きとも、悲鳴にも似た声が川面に跳ね返る。梅雨の前ということで水量も少ない。土曜日にもかかわらず我々の前後に舟の姿はない。名勝岩畳や奇岩を眺めながらの30分。岩畳の上での集合写真。秩父名物のソバを食べながら心は次の舞台へ。次回は956日の白馬温泉1泊の旅だ。今日の旅はいかがでしたか。楽しくもあり、何か物足りなさを感じながらの旅だったように思った。

(井上記)

(第6回)平成28年4月4日(月)≪桃源郷 山梨市の旅≫                                                                         笛吹フルーツ公園・サントネージュワイナリー見学

4月4日(月)各地で桜花爛漫の便りが行き交う中、「青春18きっぷ」を利用した桃源郷への旅が行われました。南浦和駅、西国分寺、高尾駅で乗り換え山梨市駅に10時過ぎに到着。あいにくの雨が朝から降り続け、往路の車窓の景色は霧につつまれ先行きが懸念されたが、電車を降りると奇跡的に?雨は止み、まずは一安心。バスで10分「笛吹川フルーツ公園」に到着。公園の入口にはパンジーなどの花が植え込まれたきれいな花壇があり、私たちを迎えてくれた。最上部まで歩き、ここでめいめいが昼食を楽しむ。 

パンフレットによれば、「笛吹川フルーツ公園」は32万㎡の敷地に果物のことを楽しみながら学ぶことができる地下展示施設の「果物館」や、雨天時でも遊べる全天候型の「腕白ドーム」、水遊びもできる「アクアアスレチックス」などの施設がある(今回はカット)。正面には富士山や南アルプスの山々、眼下には甲府盆地が一望でき、春には桃源郷と呼ばれる桃の花を楽しむことができる。公園の最上部には足湯や温泉施設もあり、眺望を楽しみながら思い思いに堪能することができた。ここはまた、夜景が素晴らしく、「新日本三大夜景」に認定され、「恋人の聖地」としても知られている。恋人の願いが込められた鍵がいっぱいぶら下がっていた。桃花はまだ少し早かったが、桜も植えられており、何よりもよかったのは眺望の良いことと、ちょうど雲が切れて、タイミングよく富士山が見られたことである。 

13:50山頂からバスで山梨市駅まで移動。徒歩5分の「サントネージュワイナリー」の工場見学、試飲を楽しむ。飲みすぎた者はいなかったようだが、たくさん買い込んだ者はいたようだ。

 

山梨市駅発15:52で帰路へ。車中はサロンカーに早変わり。車窓を楽しみながら話に夢中。これもローカル線の旅の楽しみ方なのであろう。前回の「三保の松原」の憂さを晴らすように笑顔に包まれた一日だった。18時過ぎ南浦和到着、楽しい1日だった。次回の旅が待ち遠しい。                                  

(深澤記)

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五大尊のツツジ
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